「糖水・人工乳補足基準2018」(高知ファミリークリニック)
- 児の体重減少が11%以上で、その時点の母乳分泌量などから、さらに体重減少が予想される場合(体重減少10%以上の場合は、夕方体重再測定)
- 低出生体重児で、補足しなければ体重が2100g以下に減少することが予想される場合
- 初回排尿後の尿回数が、1日1回以下の場合
- 体温上昇し、感染徴候がなく、環境の調整によっても改善しない場合
- 児が泣き止まないなど、母親の精神的ストレスの大きい場合
(以下の症状に注意)
痙攣・過敏などの神経症状、傾眠・活気低下、無呼吸・多呼吸
チアノーゼ、発熱、ツルゴール(皮膚の緊張度)の低下
皮膚や口唇・口腔内の乾燥
「糖水・人工乳補足方法」
- 基本的に医師の指示による。(基準⑤の児の啼泣に対しては夜勤者の判断で)
- カップまたはスプーンを使用
- 5%糖水または人工乳を、1回10~20mL、1日4回から始める。
(低出生体重児についてはさらに少量から投与開始あり)
「補足内容」
- 搾母乳を優先する
- 体重減少に対しては、糖水を補足(注:糖水の補足は48時間までとする)
体重減少かつ光線療法中の場合は、人工乳を考慮
- 低出生体重児の場合には、人工乳を補足
- 乏尿、発熱、児の啼泣に対しては、糖水を補足